シンプルにものを見る。
移動平均を考える。
期間nの移動平均の値は
close[1]/n+close[2]/n+......+close[n-1]/n+close[n]/n
でもって計算される。
そしてここからが重要、
一本前の足の移動平均(期間n)と現在の足の移動平均(期間n)は何が違うでしょうか?
close[1]/n+close[2]/n+......+close[n-1]/n+close[n]/n
close[2]/n+......+close[n-1]/n+close[n]/n+close[n+1]/n
上が一本前で下が現在の計算式です。
緑の部分は同じで赤い部分が消えて青い部分が新しくなります。
要するに
昨日の平均-close[1]/n+close[n+1]/n
つまり一番最初だけまじめに計算して足が変わった時に
(-close[1]+close[n+1])/nを足していけば計算が省略できます。
同じ足のティックでは昔の-close[n+1]+今のclose[n+1]を繰り返す。
移動平均とは何かがなんとなく見えてきた気がします
緑色の部分の塊に対する青い部分の比が移動平均なのです。
FXの性質上これを元にルールを作った場合
単に赤い部分と青い部分の比でルールを作れば移動平均を見ている人を出し抜けそうな気がします。
ちなみに移動平均が上向き、下向きは
close[1]<close[n+1](上)、close[1]>close[n+1](下)、close[1]=close[n+1](平行)。
なのでこれも覚えておくといいでしょう。
更に交差のことを考えたければ同じように分解することもできます。
あるルールではnで割ることさえやめてしまっていいし、
他にもいろいろ省略できることがありそうです。
こういった考察を繰り返すことで移動平均を本当に理解するでしょう。
しかし期間nのモメンタムを見ている人には素早さでは負けるでしょうが(笑)。