トレンドに乗る
トレンドは長めに続いてそれに乗っていけば利益が上がるというのがスイングトレードの基本理念です。
もっともシンプルなトレンドの検知方法とは何でしょうか?
上げ相場であれば価格が上がっているということが最もシンプルな解答でしょう。
つまりClose[3]<Close[2]<Close[1]であればトレンドBuyと判定します。
ほおっておけば儲かることとシグナルを検知した時点のプライスの方向が異なることがあるようではトレンドに乗っかったとは言えないということです。
具体的に言えば-5から-3の状況がBuyシグナルです。
つぎの図のように延々と上がり続けた場合
右にずらした時点でもBuyシグナルが出続けるためにSellのシグナルは出ないことになりますがスイングトレードではそれで良しとします。
むしろ未来永劫続いてほしいと願うべきです。なぜならば
多くのスイングトレードでは利益(取り分)はトレンド検知してからの保有時間が長くないと十分な取り分が受け取れないからです。
短すぎる場合得てしてマイナスになってしまいがちです。
上がり続けることがトレンドと言いました。
だからClose[3]<Close[2]<Close[1]
それが最も美しく完成されたシステムトレードなのですが残念ながらこれでは儲かりません。
そもそも上げのトレンドとはほっとけば上がり続けるという条件だけです
だとすれば本来はもっと自由なわけで、もっと具体的に言えばClose[2]は必要ないので
Close[3]<Close[1]これでも上がり続ける方向に乗れます。
Momentumという手法です。
これは前回説明した3の手法の基本概念です、シンプルなEAで利益を上げる考えとは得てして大したことがないのです。
しかし、Close[3]<Close[1]というシステムで利益が上がるかといえば疑問です
なのでもう少しだけヒントを出すと
Closeというものを比較するのがいいのかという問題があるんじゃないかということを常々思っているわけです。
なんで一番キリの良いタイミング、時間が繰り上がるタイミングにつけた一瞬の価格だけを比較して上がっている下がっていると結論づけてそれであっているのか。
それをもっとうまくやれば十分機能する前回の3のシステムが出来ると思います。